庭バーベキューのメリット

自宅の庭でのバーベキューが人気です。遠くに出かけることなく、家でアウトドアが楽しめる庭バーベキューのメリットを見ていきましょう。

遠くに出かけなくてよい

遠くのバーベキュー場に出かけることなく、バーベキューを楽しめます。出かけるとなると、準備にも時間がかかり、山にあるバーベキュー場だと気温差があるので服装も迷ってしまいます。それに比べて、家だと準備も簡単で、服装にも迷いません。

好きなタイミングでできる

出かけるなら、事前に予定を立てるという方が多いでしょう。バーベキュー場によっては、予約が必要な場合もあります。しかし、家でのバーベキューなら予約も不要で、いつでも好きなタイミングでできるのが魅力です。家族だけで庭バーベキューをするなら「今日はバーベキューにしよう」と突然の開催も可能です。

忘れ物の心配がない

車に機材を積んで出かける場合には、忘れ物があると大変なので念入りなチェックが必要です。庭バーベキューだと荷物をどこかに運ぶわけではないので、忘れ物の心配がありません。

メニューの自由度が高い

自宅の庭なので、近所の迷惑にならない限りは常識の範囲内でメニューなども自由にできます。ワンちゃんなどペットと一緒にバーベキューが楽しめるのも、庭バーベキューならではでしょう。

キッチンやトイレがある

自宅にはキッチンがあるので、食材を切るなどの準備はキッチンでできるので清潔です。バーベキュー場でもトイレはあるものの、遠くまで歩かなければならないこともあります。庭バーベキューならすぐにトイレに行けることもメリットといえます。

運転を気にしないでお酒を楽しめる

バーベキュー場に行く場合には、車を運転する方はお酒を飲めません。庭バーベキューだと車の運転をしなくてよいので、運転を気にすることなくお酒を楽しめます。

ごみ処理に迷わない

自治体によってゴミの分別や使えるゴミ袋に違いがあります。バーベキュー場でのごみ処理は、普段と違う分別に戸惑うこともあるでしょう。庭バーベキューは自宅なので、ゴミの処分は普段通りに行えます。

庭バーベキューのデメリット

庭バーベキューはよいことばかりではありません。デメリットもあるので、ご紹介していきましょう。

近隣に迷惑がかかることもある

バーベキューをするための場所であるバーベキュー場と違い、庭の場合は自分の敷地なので自分の責任でバーベキューをすることになります。煙や騒音などご近所トラブルにならないよう、注意しなければなりません。マンションの1階に専用庭がある場合や、バルコニーが広い場合でも、バーベキューを禁止している物件も多くあります。戸建ての場合は禁止にはなりません。しかし、隣家の洗濯物に影響を与えないように煙対策が必要です。

準備・後片付けが必要

近年は準備や後片付けをしなくてもよい、手ぶらで行けるレストラン感覚のおしゃれなバーベキュー場が増えてきています。しかし、庭バーベキューの場合には、機材や食材などすべて自分たちで準備をしなければなりません。メニューも自分たちで決める必要があります。

庭バーベキューの基本的なやり方

バーベキューに適した庭とはどのような庭なのか、5つのポイントをご紹介します。

テーブルなどのスペースを確保

テーブルやコンロなどを置くスペースを確保する必要があります。テーブルはイスの間隔をほどよく空けて、ゆったりとしたスペースがあるとよいでしょう。テーブルを設置する際は、ほどよい感覚を意識しましょう。

バーベキュースペースの床材

ウッドデッキがおしゃれで人気ではあるものの、バーベキューには不向きです。ウッドデッキが天然木だと、燃える心配がありますし、樹脂だと溶ける心配があります。バーベキュースペースの床材は、タイルデッキなど舗装材にすると燃えたり溶けたりしないだけでなく、バーベキュー後の掃除も簡単です。

水まわり

庭に水道栓があると便利です。本格的なバーベキュースペースを庭に作るなら水回りも確保しておきましょう。

プライベートなスペース

道路や隣家に面した場所でバーベキューをするなら、フェンスや植え込みなどがあると目隠しになります。プライベートなスペースが確保されていると、落ち着いてバーベキューを楽しめるでしょう。

菜園スペース

野菜やハーブを栽培する菜園スペースがあると、おしゃれなメニューのバーベキューができます。メニューに合わせて採れたての野菜やハーブを添えましょう。

庭バーベキューのマナーと注意点

周囲に家がないような場所だと、庭バーベキューで注意するべきことは特にないかもしれません。しかし、住宅地のように隣接した家がある場合には、煙対策などマナーを守らなければなりません。

庭バーベキューでのマナーや注意点を見てみましょう。

照明や騒音に配慮する

ランチタイムに庭バーベキューを行うなら時間に問題はありません。夕方から行う場合には時間に気をつけましょう。自分たちは遅い時間という認識ではなくても、乳幼児のいる家が近所にあれば、遅くまで騒がしいと迷惑に感じてしまうこともあります。特に夜にお酒が入ると、大きな声で遅くまで盛り上がることもあるので、近隣の人への配慮を忘れないようにしましょう。

また、夜のバーベキューでは照明を使うので、照明の明るさが近隣の迷惑になってしまうことも考えられます。明るすぎる照明は控えましょう。また、夜間の照明は虫を集めてしまいます。そのため、虫が寄って来づらいとされているLED照明も検討してみましょう。

声の大きさ

バーベキューに限らず、盛り上がってくると声のボリュームもあがってきます。昼間だから大丈夫、自分の家だから大丈夫だと思ってしまうかもしれません。しかし、一度苦情がきてしまうと、今後庭でバーベキューをおこなうことが難しくなるでしょう。時間に関係なく、声の大きさには注意しましょう。

日頃のコミュニケーション

庭バーベキューをするなら、近隣の方とは普段からきちんと挨拶をするなど、コミュニケーションを大切にしましょう。特に隣接している家の方とは、よい関係をつくっておくことが大切です。

コミュニケーションがとれていて人間関係に問題がなければ、少し騒がしくても気にならない場合があります。反対に、コミュニケーションがとれていなかったり挨拶もしてなかったりするような関係だと、少しの話し声でも騒がしく感じてしまうものです。